七五三・初宮詣
子供の成長に、感謝と祈り
神社へ参詣し、子供のこれまでの無事を感謝し今後の健やかな成長を祈ります。
七五三参りの日は11月15日とされていますが、9月頃より11月にかけて晴れ着姿の子供たちがお参りする様子が見られます。
初宮参りは初めて氏神さまへ参詣することで、新生児が公的な場に外出する初めての機会とされています。時期については男子が誕生後31日め、女子が誕生後32日めにお参りするのが一般的とされていますが、地方により様々で一様ではありません。
古来、この行事においては『髪置(かみおき)…三歳の男女の場合、頭髪を伸ばし始めること』、『袴着(はかまぎ)…五歳の男子の場合、初めて袴を着用すること』、『帯解(おびとき)…七歳の女子の場合、幼児用の紐を解き大人と同じ帯を用いること』を表し、子供の成長の通過儀式を起源としています。
初宮詣の意味については、
・氏神様をお参りすることにより、誕生した子供を氏子の一員として承認してもらうこと。
・まだ生命が不安定な状態にある新生児が、氏神様の御神徳により力強い生命力を授かり無事に成長することを願うこと。
・子供が産土神(氏神様)の御分霊を賜り、この世に生を享けたとする信仰に基づき、感謝すること。
以上のようなものが挙げられます。風習も地域によって様々です。