境内案内
賀茂神社 天満宮の鳥居
昭和37年奉納。
鳥居から先は神域とされ、全てにおいて厳粛に振舞うとされています。神の前に進んだとき、自分に対して素直になれるはずです。目に見えない何かが本当に信じられるとき、一番心が安らぐのではないでしょうか。
神域は「癒しの域」でもあります。
手水舎
神前に参拝する前には手水にて清め、謹んでお参りしましょう。
これは、「みそぎ」(心身を清める)の簡略化とされています。
(※作法)
先ず、柄杓に水を汲み、左手を水で流し清め、次に右手を水で流し清め、持ち替えて左手で口をすすぎ、もう一度その手を水で流し清めます。
壱之神輿
この神輿は江戸時代中期のもので米子では最も古く、稀に見る八角神輿です。老朽化が激しい事から、神社関係者皆様よりご理解とご協力を頂き、平成2年に修復されました。
毎年7月25日の神幸祭に山車として町内を巡幸します。山車を引くのは、氏子(護社振興会)各町内の小学生を中心とした子供達です。東側と西側に別れて巡幸ルートが決められ、真夏の暑さも吹き飛ばす程に元気良く「ワッショイワッショイ」と掛け声を出し、その勇壮な姿は頼もしく思えます。神輿を出迎える町人は「家内安全、無病息災」を祈り、賀茂神社天満宮の御加護を蒙りたいとお賽銭を捧げます。
弐之神輿
この神輿は総檜造りで、米子商工会議所寄進の神輿と伝えられます。以前は、米子商工会議所の神棚に祀られる恵比須・大黒神(現在は賀茂神社に合祀されています)を神輿に遷し、「商工祭」に担がれたそうです。現在この神輿は「米子がいな祭り」で商工業繁栄を願って、米子信用金庫の職員がハッピに鉢巻と勇壮な姿で担いでいます。夏の風物詩として観客の目を楽しませるこのがいな神輿を米子名物として後世に伝えていきたいものです。
米子三名水の一つ「宮水」
町内に上水道が普及するまでは売り歩かれていました。
平成9年、駅前通拡幅工事で元井戸の在った場所は道路の下になりました。しかし、水源からポンプアップされて今の場所に移築されました。絶えることの無いこの「宮水」は、「祓え神事」としてその名を後世に伝えていきます。
遥拝所
千木は古代屋根を作る時に木材2本を交叉させて結びつけ、先端を切り揃えずにそのままにした名残と云われ、千木・鰹木ともに元々は建物の補強のためでしたが今日では神社建築の象徴となっています。
鬼は厄除と装飾を目的としたもので鬼瓦とも云い日本建築や社寺などでよく見られます。
当社で半世紀前に施工された鬼を降しそのままの形を残して修復した建造物は遥拝所として此処境内にその形を残しています。
大注連縄
平成25年奉納。